日本の漫画家。代表作に「それでも町は廻っている」「木曜日のフルット」など。
1977年生まれ、福井県出身。大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒。
2000年にアフタヌーン四季賞秋の四季賞を受賞しデビュー。少年画報社のヤングキングアワーズで「それでも町は廻っている」を、秋田書店の週刊少年チャンピオンと別冊少年チャンピオンで「木曜日のフルット」を連載している。
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石黒正数のストーリーもの、ポストアポカリプス、AKIRAっぽくもあり、寄生獣っぽくもあり。シリアスでハードでミステリーでグロテスク。 『天国大魔境』11巻より(石黒正数/講談社) 2本立てでストーリーが進展してて、 ①学園パート「学園」と呼ばれる高度に科学化され閉鎖された環境で、職員達に観察されながら「外」の知識を欠落しながら平穏に暮らす少年少女達の生活 ②サバイバルパート2024年11月の大崩壊、の15年後の世界で正体不明の「天国」を探して旅する少年マルとボディーガードの少女キルコのロードムービーが交わらずに並行して進行、していたものが近刊でようやく交わりだして、ここからが作品の本領、という…
昔読んだ時も面白いと思ったけど、今改めて読んでみて、名作だなと思った。陳腐な表現だが、笑いあり涙ありっていう感じ。百合一歩手前な2人の関係性も好き。「駄サイクル」という有名な言葉を生み出した作品でもあるゾ。おすすめ。 ネムルバカ (RYU COMICS) 作者:石黒正数 徳間書店(リュウコミックス) Amazon
©Masakazu Ishiguro 2018 ●作品石黒正数『外天楼』KCデラックス(講談社)、2018年出版社サイト:『外天楼』(石黒 正数)|講談社コミックプラス (kodansha.co.jp)著者X(Twitter):石黒正数 (@masakazuishi) / X (twitter.com) 概要 世界観、アリオ・キリエ、各話の構成 フラットな描き方・物語 フラットな描き方 全面同意しがたい人物たちの設計 共通するモチベの性欲 『外天楼』が問う人間とロボット・フェアリー ※この考察はネタバレを含みます。 概要 姉弟が白い雪道に倒れ、不思議な集合住宅の「外天楼」を舞台にした物語は幕を…
石黒正数のストーリーもの、ポストアポカリプス、AKIRAっぽくもあり、寄生獣っぽくもあり。シリアスでハードでミステリーでグロテスク。 『天国大魔境』10巻より(石黒正数/講談社) 2本立てでストーリーが進展してて、 ①学園パート「学園」と呼ばれる高度に科学化され閉鎖された環境で、職員達に観察されながら「外」の知識を欠落しながら平穏に暮らす少年少女達の生活 ②サバイバルパート2024年11月の大崩壊、の15年後の世界で正体不明の「天国」を探して旅する少年マルとボディーガードの少女キルコのロードムービー が交わらずに並行して進行、していたものが近刊でようやく交わりだして、ここからが作品の本領、とい…
2023年6月22日に発売した天国大魔境9巻を考察・読み解き。明らかになっていく謎と、整理されていく時系列の中で、新しく判明した事実とは? 9巻の表紙はマルとキルコの日常 劇的な展開を見せた9巻だが、表紙は崩壊後の日常を描いたワンシーン。同じタイミングで4月から放送されていたアニメ『天国大魔境』も佳境を迎えていた。ちなみにアニメ版のBlu-rayBOXには、天国と魔境それぞれの日常を綴った書き下ろしマンガが載っているとのことで、要チェック。 いよいよ『天国大魔境』も解答編へ。猿渡の過去や、学園の子供が魚の怪物になるシーンが明確に描かれ、過去の考察と答え合わせが進んでいく。 当ブログで6巻~7巻…
石黒正数のストーリーもの、ポストアポカリプス、AKIRAっぽくもあり、寄生獣っぽくもあり。シリアスでハードでミステリーでグロテスク。 『天国大魔境』9巻より(石黒正数/講談社) 2本立てでストーリーが進展してて、 ①学園パート「学園」と呼ばれる高度に科学化され閉鎖された環境で、職員達に観察されながら「外」の知識を欠落しながら平穏に暮らす少年少女達の生活 ②サバイバルパート2024年11月の大崩壊、の15年後の世界で正体不明の「天国」を探して旅する少年マルとボディーガードの少女キルコのロードムービー が交わらずに並行して進行、していたものが近刊でようやく交わりだして、ここからが作品の本領、という…
*この記事は『天国大魔境』「〈#10〉壁の町」のネタバレを含みます。 『天国大魔境』「〈#10〉壁の町」より引用 ©︎石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会 tdm-anime.com www.youtube.com 今回の記事では,石黒正数原作/森大貴監督『天国大魔境』各話レビュー第3弾として,絵コンテ・演出:五十嵐海による「〈#10〉壁の町」を取り上げたい。TRIGGERに籍を置く五十嵐の演出回とあって,デフォルメやパースをキツめに利かせるなど,極めてユニークな話数となった。また原画担当の個性をあえて際立たせた演出方針も,この話数に独特な風格を与えている。 デフォルメ 分散型アニメーション…
*【注意!】この記事は『天国大魔境』「〈#08〉それぞれの選択」のネタバレを含みます。また,今後の展開を暗示する書き方をしている箇所もありますので,事前情報がまったくない状態で今後の話数を楽しみたいアニメ勢の方は,最終話までご覧になった後に本記事をお読みになることをお勧めいたします。 『天国大魔境』「〈#08〉それぞれの選択」より引用 ©︎石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会 tdm-anime.com www.youtube.com 今回の記事では,石黒正数原作/森大貴監督『天国大魔境』各話レビュー第2弾として,絵コンテ:藤田春香/演出:仲野良による「〈#8〉それぞれの選択」を取り上げたい…
『天国大魔境』の8巻を考察。ヒルコはどのようにして生まれるのか、「ちのこどく」の意味やアンジュラスの正体について。 表紙は園長の椅子に座ったミクラ ミクラが園長であることが種明かしされた8巻、改めてミクラ=園長であることを表紙で示している。 ヒルコはどのようにして生まれるのか 『地の孤独』編では、秘密を抱えた一族の姿が描かれる。ここで示されているのは、学園の外でもヒルコが生まれる可能性があるということ。どのようにして生まれるのだろうか。それを知るためには、まずp.32の図の謎を解き明かす必要がある。 血の蟲毒-日本神話をルーツに p.32では、洞窟の入口に書かれた謎の図形が示される。この図の〇…
※完全にネタバレ記事なのでまだきちんと『天国大魔境』を読んでいない方はまず読んでから再訪してください。 石黒正数の『天国大魔境』(月刊アフタヌーン連載。2018年1月~)がいよいよ佳境に迫ってきた様相。アニメも始まりました! 個人的には宮崎駿の漫画版『風の谷のナウシカ』以来のディストピアSF大作のようにも感じるし、テーマ的にも共通するところが多々あるように思う。伏線があまりにも張り巡らされているところもとても似ているし、場合によってはまだまだ続いていくことになるのかもしれない。 いずれにしても、物語があまりにも錯綜しているので自分の理解のためにも主要登場人物に則して出来事を整理してみました。 …