「現在の株高がバブルであると警報を発しない経済学者は社会に不要です」で昨今の株式バブルでさえ理解していない経済学者を批判したので、この記事で民主選挙で惨敗した政治学者を批判しておきます。既に「政治学者の選挙体験記」の記事で批判しているのですが、この選挙体験記から現状の日本政治の問題点だけでなく、私が何度も提案している「投票価値試験」の問題点も見えてきたので、さらに深く考察します。 まず、「政治と政治学のあいだ」(大井赤亥著、青土社)の著者の経歴を示します。出身地は選挙に出た広島県で、慶応大学入学と同時に上京し、東大法学部を28才で卒業し、37才で東大の大学院で学術博士号を取得して、40才から立…