女性の生き方、考え方は本当に多様になった。多様にはなったけれど、”女性だから”これをやるのは当たり前、”女性でも”これができて一人前・・・的な理想・幻想は、老若男女の頭の根底にあるのがやっかいだ。正直、よりやっかいな世の中になっていると言える。 本作の主人公、専業主婦の詩穂(多部未華子)が関わるご近所のママ友,礼子(江口のりこ)、パパ友の中谷(ディーン・フジオカ)は、ワーキングマザーや育休取得のエリート官僚など、それぞれの状況や考えに従って家事・子育てをがんばっている。特に礼子のワンオペ育児や職場での肩身の狭さは、見ていて気の毒。でも大なり小なりこういったワーママはまだ世間には多いのだろうなと…