魂の沃野(上)【電子書籍】[ 北方謙三 ]価格: 770 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 加賀国では、応仁の乱で東軍に属した兄富樫政親と西軍に与した弟の富樫幸千代が、守護の座を巡って争っていた。そこに浄土真宗の富田派と、蓮如の登場で門徒が急増している真宗本派の争いが加わる。一時は富樫政親が敗退するが、政親は真宗と加賀南部を領土とする有力地侍の風間小十郎を仲間に引き入れて、加賀の守護に返り咲く。政親は守護になると、一度は手を組んだ真宗(一向宗)の軍勢が次第に邪魔と感じてきた。年貢も本願寺に寄進するものが多く、政親は次第に国人たちに強引な年貢の徴収を命じるようになる。 戦いにおいて峻厳な規律で圧…