俳祖山崎宗鑑終焉の住まい「一夜庵」(香川県観音寺市)の茅葺屋根の修理が来年に迫っている。二十年の耐久しかないとされる二十年を越えて数年になる。先延ばしはできない状況にある。本年度より多くの方々の関心と援助をお願いしておかねばならない。 かつては小麦藁で葺いていたが、昭和半ばより葦(アシ)藁で葺くことになっている。その調達が容易ではない。姉妹都市草津市による琵琶湖岸辺に自生する葦も、環境保全のこともあり、容易に進まない。我々が拱手傍観できる訳はない。一年後に控えた一夜屋根の葺き替えは簡単に進められない。伝統文化財遺産の継承に多くの皆様のご協力をお願いいたします。 【一夜庵】 観音寺市八幡町 宗鑑…