日本人は三十の声を聞くと青春の時期が過ぎてしまったように云うけれども、情熱さえあれば人間は一生涯青春で居られる。(永井荷風) 一条真也です。言葉は、人生をも変えうる力を持っています。今回の名言は、永井荷風(1879年~1959年)の言葉です。東京出身の小説家ですが、西洋化されていく日本文明を批判し、かつての江戸文化を深く愛した粋人でした。耽美派の旗手として「あめりか物語」「すみた川」などを発表し、穏やかな詩情や鋭い芸術鑑賞によって文化勲章を授章。 永井荷風 名作全集: 日本文学作品全集(電子版) (永井荷風文学研究会) 作者:永井 荷風 Amazon 荷風は、その晩年において奇行が目立ちます。…