先日ご逝去された小室直樹先生が僕にとって大切な「感染」対象でした。十年程前、このままだと日本が終わってしまうと慨いたら、先生がおっしゃいました。「宮台君。心配はまったく要らない。社会がダメになれば人が輝くから」と。実に深い言葉です。(大澤真幸、宮台真司『「正義」について論じます』左右社、2010) こんばんは。震災のあった2011年の4月末に、復旧したばかりの東北新幹線に乗って、第二の故郷へと足を運びました。田舎教師 Part1のときの教え子を見舞うためです。 保護者「津波が洗濯機のように町をかき混ぜていった」(2011.4.29) 陸中海岸国立公園を望む高台に建っていた初任校(小学校)は、校…