一条真也です。アントニオ猪木さんが亡くなり、本当に寂しい限りです。大いなる「猪木ロス」を感じていますが、猪木さんや馬場さんが亡き後も、両雄からフォール勝ちを奪った天龍源一郎が「昭和プロレスの語り部」として残っています。その天龍の新著『俺が戦った真に強かった男』(青春新書INTELLIGENCE)を読みました。サブタイトルは「“ミスタープロレス”が初めて語る最強論」です。 著者は、本名・嶋田源一郎。1950年、福井県勝山市出身。63年12月に大相撲の二所ノ関部屋に入門。最高位は前頭筆頭。76年10月、相撲を廃業し、全日本プロレスに入団。同年11月、デビュー。80年代後半、天龍革命を起こし、一大ム…