一条真也です。『吉本隆明 思想家にとって戦争とは何か』安藤礼二著(NHK出版)を読みました。ブログ『三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか』、ブログ『石原慎太郎 作家はなぜ政治家になったか』で紹介した本と同じく、戦後75年で気鋭の論客が戦後知識人を再評価する「シリーズ・戦後思想のエッセンス」の1冊です。著者は、ブログ『死者の書・口ぶえ』で紹介した本の解説者であり、ブログ『霊獣「死者の書」完結篇』、ブログ『神々の闘争 折口信夫論』、ブログ『折口信夫』 、およびブログ『場所と産霊』で紹介した本の著者でもあります。1967年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。多摩美術大学芸術学科准教授、…