一条真也です。『死生観を問う』島薗進著(朝日新聞出版)を読みました。著者から献本されたもので、「万葉集から金子みすゞへ」というサブタイトルがついています。著者は日本を代表する宗教学者です。1948年、東京都生まれ。東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。主な研究領域は近代日本宗教史、死生学。東京大学名誉教授。本書は、ブログ『日本人の死生観を読む』 、ブログ『ともに悲嘆を生きる』で紹介した本に続く三部作の完成となる一冊です。 本書の帯 本書の帯には、「『魂のふるさと』『無常』『孤独』『悲嘆』『慰霊・追悼・鎮魂』『桜』『うき世』を鍵言葉として、大伴旅人、山上憶良、菅原道真、紀貫之、西行、芭蕉、一茶、…