一条真也です。『2020年代の想像力』宇野常寛著(ハヤカワ新書)を読みました。主に2021年から2023年にかけて著者が執筆した小説、映画、テレビドラマ、マンガ、アニメなどの作品評を収めた評論集で、「文化時評アーカイブス2021-23」というサブタイトルがついています。著者は、1978年生まれ。評論家。批評誌「PLANETS」「モノノメ」編集長。主著に『ゼロ年代の想像力』『母性のディストピア』(早川書房刊)、『リトル・ピープルの時代』『遅いインターネット』『水曜日は働かない』『砂漠と異人たち』。 本書の帯 本書の帯には、「いま、『虚構』の価値はどこにあるのか?」として、「●『シン・エヴァンゲリ…