* 遅いインターネット(2020年) 遅いインターネット (幻冬舎文庫) 作者:宇野常寛 幻冬舎 Amazon ⑴ AnywhereとSomewhere 宇野常寛氏は鮮烈なデビュー作となった『ゼロ年代の想像力』(2008)以降、特撮やアニメーションなどのポップカルチャー批評を通じて現代日本社会においてに求められる想像力のあり方を提示し、国内批評シーンをリードし続けている批評家の1人です。そして初の社会批評の著作となる本書『遅いインターネット』は現代の情報環境におけるオルタナティヴとして提示される「遅いインターネット」というグランドデザインのもとに、これまでのポップカルチャー批評において展開され…