「油(あぶら)」とは、水に溶けず、水よりも軽い可燃性物質の総称である。 動物性・植物性・鉱物性があり、食用・燃料用・産業用など多くの用途がある。 「あぶら」の漢字は、一般的に「油」または「脂」と書く。 例外もあるが、常温の時に液体のものは部首が「さんずい」の「油」、 常温の時に固体で動物性のものは部首が「にくづき」の「脂」の漢字を使用する。 大昔の人々は植物性の油や動物性の脂を使用しており、 化石燃料と呼ばれる石油などの鉱物性の油を使用するようになったのは、 後の時代になってからである。 そのため、大昔の人々にとって身近なあぶらは植物性または動物性のあぶらだった。 語源に関係するのは動物性のあ…