「障子貼る」はなぜ秋の季語なのか? 「菊挿す」「雁帰る」「障子貼る」この中で、秋の季語はどれかと聞かれたら、すぐにわかる方はいらっしゃいますか? 「菊挿す」の菊は、秋を代表する花の一つです。 しかし、「菊挿す」とは、菊の苗の増やし方を表した言葉で、この"挿し芽"で増やすのに適しているのは梅雨の前後ということで「夏の季語」。 「雁帰る」の雁も秋のイメージがある鳥です。 雁は渡り鳥で、シベリアなどの北から、秋に日本にやってきます。そして北へ帰るのは春ということで「春の季語」 そして「障子貼る」 昔は、夏には風通しを良くするために障子を外し、冬が来る前の秋に新しい紙に張り替えていたので「秋の季語」 …