👆 実家の裏に広がるプチフォレスト あらゆる事象が、雲の流れのように現われては、 赦され切って、跡形もなく消えて行っている、と、 ことあるごとに書いて来た僕であるが、本当は、 コマ切れの映像のように、消えてなくなる訳ではなく、 いつもここに在り、不変で不可知である〝これ〟が、 様々なカタチに変化しているように見えるだけである。 僕のことを例に挙げれば、 三カ月前まで、香港のあの部屋にいたその在りようが、 今実家の自分の部屋にいる在りように変わっているが これは、香港のあの部屋が立ち現われ、 しばし時空に留まった後に消えて行き、そして今度は、 新たに実家の僕の部屋の様子が現わた、のではなく、 も…