友人がモーパッサンの短編を読んだというので、わたしも久しぶりに4つ、お風呂タイムに読みました。4年前にたまたまタイトルが気になって読んだ「脂肪のかたまり」に衝撃を受けて以来モーパッサンが好きで、その後もいくつか短編を読んだ時期がありました。 今回読んだものはどれもすぐに読み終わる短さで、タイトルはみごとに絶望的なものばかり。でもやっぱりいい。タゴールのように、人間がなぜか選択する道のありようを書いているから。(タゴールの「唖娘スバー」を読んだときに、モーパッサンと似た印象を受けました) どの物語も、人がなんでそんなことをするかなんて、あなたにわかるように説明する必要があるかといったらたぶんない…