秋から冬にかけてオレンジ色に色づく柿を干して作られる「干し柿」は、日本や中国の代表的なドライフルーツですね。 「干し柿」の原材料となる柿は、いわゆる「渋柿」が使われます。渋柿は、渋み成分のタンニンを多く含んでいるため「渋柿」と呼ばれていますが、実は元々の糖度が14度~17度ぐらいあります。そこで、渋み成分が多く含まれる皮を剥いて干して乾燥させると、渋味と水分が抜かれて、糖分が凝縮されて甘味を強く感じる様になるのです。 一言に「干し柿」とはいっても、実は、乾燥の仕方、水分含有量、柿の品種、生産地等の色んな条件によって品種や商品名が変わってきます。 「干し柿」には、大きく分けて「あんぽ柿」と「枯露…