他人を理解しようなどというのは、傲慢な考えかもしれない。 なぜだか、そんな言葉が頭をよぎった。 親だから、子供のことがわかるようにならねば・・・。 なんて、思っていた節があったからかもしれない。 今回はなかなかに、落ち込んだ出来事だった。 上の子ちゃんは、自分から積極的に話す方ではない。 そして、尋ねても、あまり答えてくれない。 「今日は学校でなにを勉強したの?」 「休み時間はなにをして過ごしたの?」「今日のお給食は何だった?」 答えてもらえるのは、せいぜい給食のことくらい。 それから、気が向くとお友達の話。 あとは、「忘れた」「わからない」「疲れた」のオンパレードである。 少しでも会話を増や…