毎朝、母屋の神棚と仏壇へお参りするのが習慣になっている。 私が生まれる前に父方の祖父が亡くなったこともあり、お仏壇というのは割に身近な存在っった。といっても自宅ではなく祖母宅にあり、遊びに行くたびにのんのん様に手を合わせなさいと教えられていたことが大きい。 また、小学校の修学旅行で行った平等院の阿弥陀如来がとても好きになり、パンフレットを壁に貼って眺めたりもしたし、神社仏閣巡りは趣味の一つでもあった。 にも拘らず、母屋にある仏壇や神棚にはなぜかあまり関わろうとしなかった。 義母が健在だった時は彼女が毎朝お参りしたし、義母が亡くなってからは夫がお世話をしていた。 義父母には良くしてもらっていたの…