3.11に伯父が亡くなった。それを知ったのはその日の夜に届いた兄からのラインだった。たった一言だけのそれに、驚くでもなく、悲しむでもなく、同じように「わかった」と返した。正月頃に母から伯父が口腔がんだと聞いていた。それもあってそう長くはないとなんとなくわかっていたのもある。加えて、身内の大半が春に逝ってしまうので、もしかしたらそうなるのかもしれないと思っていたのもある。思いの外、早かった。 年度末、年度始め。何かと忙しい時期。人員配置を考えて休みを取り、地元へ向かう。既に斎場に運ばれていた伯父と、随分簡素な祭壇に何とも言えない気持ちになる。たくさんの花と、ひっきりなしに別れを惜しんでやってきた…