手で書く、という習慣が薄れて、困ったことになっています。 文章が書けない、言葉が出ないというのもありますが、なにより、気持ちや思いを整理できないということが増えました。 書くことで、自分が感じていたこと、言いたかったことを知ることがあります。 漠然とした思いに言葉という器を与えることで、私たちは思いの姿を見ることができます。 言葉を与えられなかった思いは、誰に伝わることもなく、霧のように散ってしまう。 私たちは日々、思いを言葉で表したり、思いのまま忘れ去ったりしています。 スマホやパソコンで打つ書き方があります。 書くという行為としては同じですが、手で書くのと大きな違いは、予測変換が出ることで…