●歌は、「児毛知山若かへるでのもみつまで寝もと我は思ふ汝はあどか思ふ」である。 奈良市神功4丁目 万葉の小径(4)万葉歌碑(作者未詳 かへるで) ●歌碑は、奈良市神功4丁目 万葉の小径(4)である。 ●歌をみていこう。 ◆兒毛知夜麻 和可加敝流弖能 毛美都麻弖 宿毛等和波毛布 汝波安杼可毛布 (作者未詳 巻十四 三四九四) ≪書き下し≫児毛知山(こもちやま)若(わか)かへるでのもみつまで寝(ね)もと我(わ)は思(も)ふ汝(な)はあどか思(も)ふ (訳)児毛知山、この山の楓(かえで)の若葉がもみじするまで、ずっと寝たいと俺は思う。お前さんはどう思うかね。((伊藤 博 著 「万葉集 三」 角川ソフ…