所属している合唱団で、混声合唱とピアノのための組曲「雨ニモマケズ」を練習しています。 この組曲に含まれる「告別」という曲(というか詩)をきっかけとして、考えたことを綴ります。 ※詩は青空文庫で公開されています。コチラからご一読ください。 「告別」って? 言葉の響き的に、亡くなった人との別れなどをイメージする方もいらっしゃるかもしれませんが こちらは、宮沢賢治が農学校教員を退職する際に、教え子に対するメッセージとして綴られた、と考えられています。 音楽の才能を持った生徒がいたけれど、その生徒の将来は「農民」として生きること。 どれほど素晴らしい才能を持っていても、それを仕事に生かす道筋が立ってい…