一村は次郎ばかりや柿の里 我が家の次郎柿は毎年2,30個は実をつけるのだが、今年は裏年らしくて、何と一つも実がつかない。まさか、と思って矯めつ眇めつ覗き込んでみたのだが、やはり無いのだ。こんなことはこの10年なかったことだ。 「今年は駄目だね」と諦めて、もうすっかり忘れていた。 先日朝起きるとトマト?らしきものが庭にちょこんと落ちている。何だろうとサンダルをつっかけて出て、拾ってみたら、柿だった。どうやらたった一つだけ実って、それがうまい具合に見える所に落ちてきたようだ。ヘタを木に残して実だけ落ちていて、それ程痛んでいるとも思えない。 たった一つの貴重なこの木の宝物。早速いただいたのはいうまで…