朝倉久志・訳 早川書房 1986年 第一話 たったひとつの冴えたやりかたは、ライトノベル風のしつらえで 面白かった。が、裏表紙のストーリー説明を読まないとどうしてコーティ ーと云う16歳の少女が旅に出たのかと云うことも全く解らないし、多分 に説明不足の感がある。イーアという微小なエイリアンが脳に住み着いて、 最期は少女の脳を喰ってしまう、というオチらしきものもおぞましいもの だ。ライトノべル風にしては重すぎる。それに第二話グッドナイト、スイ ート・ハートに至っては、置いてきぼりにされ、全く理解出来なかった。 どうやら第二話となっている通り、第一話とは全く別の話らしい。兎に角 ぼくとこの人は相性…