にしきのなかの馬やえがしなおこ 作つかさおさむ 絵童心社2015年3月10日 第1刷発行 『世界をひらく60冊の絵本』(中川素子、平凡社新書)の 「第3章 恋するとは」からの紹介本。図書館で借りて読んでみた。 まずもって、絵が美しい。でも、いかにもCG。でも、美しい。大判の絵本で、物語と絵と、どちらも美しい。 でも、悲しい、、、寂しい、、、お話だった。 『世界をひらく60冊の絵本』での解説によれば、この物語は、柳田国男の『遠野物語』のオシラサマ(馬娘婚姻譚)をもとにして、作者のやえがしなおこが童話に書き直したものだそうだ。オシラサマでは、馬を可愛がっていた娘がとうとう馬と夫婦になり、それを怒っ…