夜、ベッドに入って目を閉じたとき。 ふと、昔の失敗や懐かしい出来事が頭に浮かんできて眠れなくなること、ありませんか? 「なぜ今さら…?」と思いながらも、次々と過去の記憶がよみがえる。 これは偶然ではなく、脳と心の自然な働きによるものです。 ■ 脳のメカニズム:海馬と扁桃体の夜の仕事 人間の脳には、海馬(かいば)という記憶を管理・整理する場所があります。 海馬は日中に得た情報を一時的に保存し、夜の間に「大事な記憶」と「不要な記憶」を選別する役割を担っています。 このとき、古い記憶の棚卸しも行われます。 つまり、夜は脳が過去の記憶を引っ張り出して整理する時間なのです。 また、感情に関わる**扁桃体…