ぼくの羽は傷ついて、飛ぶにはもうボロボロなんだ 濡れたアスファルトを見てぼくらはまたひとつ突きつけられた、人が居なくなってしまったことを 使い物にならない傘をそれでも捨てられないみたいな感情があるそれは、売り物じゃない限り、誰が使ったとかどのように使われたとかどんな時に使われたとか詳細が分からなくても、必ず誰かの傘であること自体がそれのアイデンティティだと思う 回れ右して後ずさると前に行くことくらい人生を小難しくして、わたしは生きているような気がするんだよ 乗り遅れたバスを指さして、わたしはどこにも行けないのかもと思った ブルースカイヘヴン、蒼空天国 行きたい場所へ羽ばたくことすらできなくて …