今回の「全国神社お参り旅」では、北海道斜里町の来運神社を参拝いたします。 北海道東部の斜里町の内陸部に来運という地名の集落があります。集落は斜里岳の麓にあって、豊かな雪解け水が伏流水となって湧き出ていますが、その湧水池から少し森の中に入ったところにあるのが来運神社です。 来運神社は明治32年に建立されたそうですが、由緒はよく分かっていません。来運という地名もアイヌ語で「死者の沢」を意味するライクンナイからきており、先住民であるアイヌの方々にとって特別な場所だったのかもしれません。 伏流水は斜里町の水道水に利用されており、湧き出る「来運の水」は名水と言われ、わざわざ汲みに来る方もいるようです。名…