「一度屈服させた相手には、さらなる要求を突きつける。これが帝国主義の論理です。」アヘン戦争から15年が経った1856年、イギリスは再び清に戦争を仕掛けました。今度はフランスも加わった連合軍による、より組織的な侵略でした。歴史上アロー戦争あるいは第二次アヘン戦争と呼ばれるこの戦争は、アヘン戦争以上に清の主権を踏みにじる結果をもたらしました。そして九龍半島の割譲という新たな領土喪失が、香港をより強固な金融・軍事拠点へと発展させることになります。 アヘン戦争後の清〜不満が蓄積する社会〜 アロー戦争を理解するためには、アヘン戦争後の清の状況を押さえておく必要があります。南京条約によって5つの港が開港さ…