IC3PEAK – Coming Home Tour 2025 より 初稿:2023.5.15追加更新:2025.3.20(「ロシアを出たその後」と「Nickのソロ」の項を追加) バンド名(ラテン表記) IC3PEAK バンド名(ロシア語) 出身地 モスクワ 活動期間 2013- ジャンル electronic, experimental, witch house, electronic rock オフィシャルサイト IC3PEAK 音源・動画サイト SNS
2025年のライヴ初め!なんと早速大型フェスですよ。 音楽雑誌rockin'onが正月早々に開催する洋楽フェス・rockin'on sonic。直前に同会場で行われていた、COUNTDOWN JAPANの設備をそのまま使用したフェスで、2日間開催のうち、僕が行ったのは2日目。翌日が仕事という日程ではありますが、ケツの時間が早めであるのが救いですね。 日本の音楽シーンでは洋楽離れがどんどん進んでて、かつ今回出演する面子はキャリアの長いバンドも多い。必然的にターゲットの年齢層は高くなるはずですが、この時期その年代の人たちは、帰省やら家族サービスやらで自由に動けない可能性も高い。そんな訳で、当初は客…
自分が戻りたくなる音の景色を若い世代が作ってくれるのほんまありがたいことです。
能ある鷹は爪を隠すというのは、aikoばりの歌唱力を持ちながらもインディーポップの世界で生きる人たちのことを意味します。
Chimera(Тотальный джаз: группа «Химера» и потерянное поколение「トータル・ジャズ:キメラ・グループとロスト・ジェネレーション」より) レニングラードと呼ばれていた街は、1991年のソ連崩壊で以前の名前の「サンクトペテルブルク」を取り戻した。ソ連時代からこの街は最先端のトレンドセッターであった。そんな90年代サンクトペテルブルクのアンダーグラウンドシーンの中心となったのが、ロシア初の民間経営のクラブ「TaMtAm」だった。「ロシアのCBGB」と呼ばれるTaMtAmによってロシアのオルタナティブロックシーンの基礎が作られ、巣立ったバンド…
実はこのブログにはプレイリストがあるんですが(「このブログについて」のページなどに貼ってあります)、なかなか気付かれなさそうなので目立たせるためにこの記事を作りました。 このプレイリストはブログを開設する前の、ウクライナ侵攻が始まった直後に作りました。2019年末頃からロシアのインディーロックを掘っていた私は、いいバンドを見付けるとせっせとTwitter(X)の個人アカで紹介していました。まぁ正直みんな興味があったのかどうなのか全然分かりませんが、自分用の備忘録的に書いていたのもあります。そんな風にしてすっかりロシアのバンドにも親近感を持っていた所にロシアのウクライナ侵攻が起こったので、あの時…
Alyans(Lenta.ru 『「私たちはとてもふわふわしていました」30 年後、全世界がソビエトのロマン派について知りました。アライアンスは突然の名声についてどう思いますか?』より ロシアのロックの「正史」「総論」みたいなものは大体書いたと思うので、今後は「各論」のようなものを書いていきたいと思う。 ソ連時代の80年代にロック革命が起きた事は「ソ連時代のロック」の記事で書いたが、この記事で扱ったのは(ツォイが死亡したので解散したKinoを除いて)90年代以降もメインストリームで商業的に成功したバンド達である。これらのバンドはパンク/ニューウェイブ出身者が多いが、よりロシア国内で受け入れられ…
この投稿をInstagramで見る Russian Indie Guide🇺🇦🕊️(@r_indieguide)がシェアした投稿 ちょっと前の事で書きそびれましたが、InstagramでSonic Deathがこのブログの事をストーリーで紹介してくれました!↑はそれをこのブログのインスタアカウントのリールにしたものです(インスタはひっそりとやってていいねもフォロワーも少なくて恥ずかしいんですがw)。
このブログを公開時、Twitterアカウントも作った。ブログ公開は5/15で、Twitterは16日からかな?ブログ名が「Russian Indie Guide」なので、アカのIDは「russianindie」にして、名前はブログと同じ。 ブログはまだベータ版というかプレオープン状態なので、もう少し記事を増やしてから広報活動なんかをしようと思っておりました。そんでちまちまと記事の紹介などをやっていたら、長いお付き合いのフォロワーさんから 「シャドウバンされてるよ」 というDMが!前から気付いていたそうなので、アカウント開設当初からやられていたのかも。
Sonic Death(Sonic Death Facebookより) ソ連~ロシア連邦の波乱万丈の歴史の中で、2000年代は割合安定した時代であった。ソ連崩壊後の90年代の社会経済は混乱を極め、庶民は食うや食わずの大変な時期を過ごした。2000年代にプーチン政権になると、原油価格の高騰により産油国であるロシアの経済は奇跡的に回復し、国民の生活も徐々に安定。社会が安定したため、この時代の空気は比較的自由なものであったようだ(現在のロシア中高年のプーチン支持率の高さはこれが理由。経済回復はプーチンの手腕ではなく原油高のおかげなのだが)。しかし2012年のプーチンの大統領再任前後から社会の空気は変…