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インパクトファクター

(サイエンス)
いんぱくとふぁくたー

学術雑誌の評価(格付け)基準となる指数のひとつ。
ある学術雑誌に掲載された論文が、過去3年間に他の論文に平均でどの程度引用されたかを表す指数である。
(論文の"価値"は、他の論文にどれだけ引用されたか、すなわち、他の研究者にどれほど興味を持たれ、参考にされたかで推し量ることができるため)
(各雑誌のインパクトファクターは毎年変化する)
ただし必ずしも、「インパクトファクターが高い雑誌=良質の論文を掲載している雑誌」とは言い切れない。
そのため、インパクトファクターを雑誌の評価基準とする事が妥当であるか否かという議論は一般的に存在する。
 
【ちなみに】
・有名な科学雑誌「Nature」の2011年のインパクトファクターは36.101である。
 これは、Natureに掲載された論文は、掲載から三年間で平均36.101回、他の論文に引用されることを意味する
 ただしこれは総合的科学雑誌としての飛び抜けて高い値であり、各分野(有機合成・生体材料・無機化学・等々々)において最高レベルの権威を持つ雑誌ではインパクトファクターは10-30前後である。
 また、インパクトファクターが1.000以上であれば、その雑誌はおおよそ「中堅以上である」と察することができる。
・2006年にiPS細胞(人工多能性幹細胞)の作製法を発表した山中伸弥氏の論文は、2012年現在で5000回以上引用されている。
 これは、史上稀に見るケタ違いの引用数である言える。
 逆に、引用数0の論文も星の数ほど存在する。

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