アンデルセンのお次はゲーテを読みました。『イタリア紀行』は、ドイツの詩人ゲーテによるイタリア旅行記です。アンデルセンは本書から影響を受け『即興詩人』を書いたといわれています。アンデルセンに匹敵するほど、ゲーテのイタリアへの憧憬は強烈でした。彼がイタリアを旅したのは2年間(1786~1788)でしたが、本書が出版されたのは、なんと30年後。アンデルセンだけではなく、19世紀以降のヨーロッパ中の作家や芸術家たちに多大なる影響を与えました。 岩波文庫では上中下の三冊で、かなりボリュームがあります。イタリア紀行(上) (岩波文庫 赤405-9)作者:ゲーテ岩波書店Amazonイタリア紀行 中 (岩波文…