原題「Call of Cthulhu」
アメリカの怪奇幻想作家HPラヴクラフトが描いた「クトゥルフの呼び声」(原題 "Call of CTHULHU")を元に、様々な作家たちが創り上げたクトゥルフ神話体系をゲーム化した、古典的傑作TRPG。
米国ケイオシアム社より1981年に発売。
2008年現在、「クトゥルフ神話TRPG」として、エンターブレインより出されている書籍版が入手可能。
ゲームデザイン:サンディ・ピーターセン
翻訳:中山てい子
プレイヤーキャラクターのHP(耐久力)よりもSAN(正気度)が重要なゲームトークンとなるシステムで、古典的怪奇幻想から神話的恐怖、果てはB級ホラー映画までを再現可能なゲームとして評価が高い。
日本にも愛好家が多く、俳優の佐野史郎もその一人として(マニアの間では)有名である。
また、ゲーム本体のシステムを借り、様々なサプリメント(追加ルール)の発行も試みられている。これらの中には、サプリメント単体で遊べる物も多いのが特徴である。
"Cthulhu"をどう発音するかはラヴクラフトのファンの間でも意見の分かれる所だが、この邦訳の影響で「クトゥルフ」を用いるゲーマーも多い。
Call of Cthulhu
「クトゥルーの呼び声」とも。
ラヴクラフトの怪奇小説の一。