僕らが京都で花見としゃれこんでいる間に、岸田総理は国賓待遇で米国を訪問、いくつかの成果を得るとともに、見返りというお土産も貰って帰国(*1)している。国際情勢が緊張し、一部では秩序が崩れてWWⅢの声も聞かれる中、もはや米国に「Pax Americana」を努める能力はない。同盟国との経済だけでなく軍事での連携も必要になっていて、アジアではまず日本を頼るのが必然だ。 米国ではフィリピンのマルコス大統領との3国首脳会談もあり、南シナ海での紛争解決に3国が協力する方針が衆知された。帰国したマルコス大統領の言説(*2)を見るに、いわば「東アジア版NATO」が産まれそうな雰囲気だ。 日本は、米国とっての…