大きく捉えると、中国は「世界戦」、日本は「局地戦」が得意です。 今、中国は、「一帯一路」といって、中国=アジア=アフリカ=ヨーロッパを道路、鉄道や空路で結び、ビジネスを通じて、世界を制覇しようとしています。 一方、文化・政治面をみると、中国は「孔子学院」を世界中の大学に設置し、中国語や歴史を教えながら、「親中派」を育てています。資金は中国が出します。日本でも、20近い大学に孔子学院があります。アメリカは、孔子学院の真の目的に気づき、強制的な閉鎖を進めています。 一方中国は、研究者や大学が「お金に弱い」という点を、利用しています。世界の大学や研究所に巨額の研究資金を投入し、「中国に役に立つ」研究…