1989年公開。南北戦争を舞台に、北軍で初めて結成された黒人連隊を率いる若きロバート・ショー大佐と黒人兵士たちとの交流と、彼らの激戦を描く戦記ドラマ巨編。
第62回アカデミー助演男優賞(デンゼル・ワシントン)、第47回ゴールデン・グローブ助演男優賞(デンゼル・ワシントン)受賞。
1860年代初頭、ボストンの実家に戻ってきた北軍指揮官ロバート・グールド・ショー(マシュー・ブロデリック)は、パーティの席上で知事(アラン・ノース)から、黒人だけで組織される第54連隊の指揮官を勧められ、それを引き受ける。ショーの友人で白人士官のキャボット・フォーブス(ケイリー・エルウェス)と幼なじみの黒人シアーレス(アンドレ・ブラウアー)も、それに志願した。
やがて多くの黒人たちが入隊を志願するが、その大半は南部から逃れてきた奴隷で、食事と軍服目当ての者も少なくなかった。訓練は苛酷を極め、しかし兵士は白人部隊をしのぐ成長ぶりをみせた。が、北軍内部でさえ人種差別は根強く、必要物資もなかなか支給されない上、リンカーン大統領の命令で、黒人兵は戦闘の加わることができないでいた。
厳しい訓練が続く中、ショーは、リーダー格のローリング(モーガン・フリーマン)や白人を憎むトリップ(デンゼル・ワシントン)、射撃の名手シャーツ(ジミー・ケネディ)たち兵士との交流を通して、厚い信頼関係を築いてゆくのだった。