「あそこに自分は宇宙人だと言ってる人が居るんですけど」 原題は「Kin-dza-dza!」 知る人ぞ知るシュールな脱力系SFコメディ 私はこういうしょうもないB級C級映画も好きなのですが(笑) この奇妙な映画が国際的に高い評価を受けたのは 旧ソ連の厳しい検閲を通り抜けたという作り手の賢さ ダネリヤ監督(反体制のグルジア人)の手腕を称えたもの スタンリー・キューブリックへの崇拝が感じられますし テリー・ギリアムであり セルジオ・レオーネのような世界観もあります 宇宙船を開発する技術がありながら、誰もが貧しく 食料やエネルギーを手に入れるため平気で嘘をつく にもかかわらず、人種差別による階級意識だ…