suspended game
不可抗力などで試合続行が不可能になった際、試合を一度打ち切り、翌日以降に停止時と同じ状態から試合を再開する事。
パシフィック・リーグでのみ設定。パ・リーグの試合協定事項により、
のいずれかに該当するケースで、審判団・球団との協議で、このルールを適用するか否かを判断する。
「一時預かり試合」とみなされる。
過去に8試合適用。1987年の南海ホークスvsロッテオリオンズ戦が最後のサスペンデッドとなった。
1994年以降、1・2のケースではコールドゲームとなる。3・4についても適用の可能性は極めて低いため、このルールは事実上機能されていない。
なお、2005年から始まった交流戦では全試合とも採用されない。
都市対抗野球と社会人野球日本選手権大会では、2002年度まで試合開始から4時間を超えた場合、その日の最終試合終了後に改めて続行ゲームを行うことになっていた。
しかし、2003年度からタイブレーク制度が設けられたため廃止。
全国高等学校軟式野球選手権大会では、延長は15回でサスペンデッド。決勝戦に限り引き分け翌日再試合となる。
アメリカン・リーグでは2001年まで「消灯ルール」として、現地時間の未明1:00を過ぎた時点で次のイニングスに入らず、翌日(別カードの場合は次回の同一会場・同一カード開催日初日の試合前。最終戦は完全に行う)に続行試合を行っていた。
ナショナル・リーグ、及びマイナーリーグではそれは適用しないが、ナイター照明設備が故障したり、天災などを理由に適用される場合がある。シカゴ・カブスは1988年、リグレー・フィールドにナイター設備が設けられるまではすべてデイゲームで施行されたため、日没サスペンデッドが適用されたこともあった。
サッカーでは一時停止試合と呼ぶ。日本のJリーグでは2009年から得点差・経過時間に応じてサスペンデッドを導入。鹿島アントラーズ−川崎フロンターレが適用第1号である。
欧州リーグではJリーグの適用以前に条文化されている国が多い。
天候不順や日没の他、大会によっては制限時間によるサスペンデッドなどもあり。
競馬では「続行競馬」という。レース開催中に天災、その他不可抗力を理由に公正な競馬開催を確保できない場合に適用される。
中央競馬では過去に3例確認されている。