MA)先生、今日は爆風スランプのデビューアルバム『よい』を語ろうか。これ、ロックと言っちゃっていいのかな(笑) 先生)これはもう“ロックと言い張った者勝ちジャンル”だと思っていいよ(笑)でもね――爆風スランプのデビュー作『よい』(1984)は、分類不能な“変態ポップ・ロック”として、むしろロックの懐の広さを証明してくれてるんだよ。 ちょっと真顔で語ると、これロックのようでロックじゃない、でもロック精神はたっぷりという絶妙な位置にいる。で、こういう「線引き不能の存在」って、ロック史の隙間にだいたい大事な役割を持ってるんだよね。 MA)当時、ボクは高校生だったんだけど、渋谷陽一が「すごい新人バンド…