Procès de Jeanne d'Arc
1962年のフランス映画。 監督はロベール・ブレッソン。 主演はフロランス・ドゥレ。
ジャンヌ・ダルクを裁いた宗教裁判を当時の資料をもとに描いている。
ロベール・ブレッソン DVD-BOX 1 (ジャンヌ・ダルクの裁判/湖のランス口/たぶん悪魔が)
ロベール・ブレッソン監督による1962年作『ジャンヌ・ダルク裁判』について。 象徴することとしないこと カール・テオドア・ドライヤーの『裁かるゝジャンヌ』が権力差や体制の暴力性、内的な葛藤など、裁判に関わる要素の象徴的な演出に溢れていたのに対して、この映画は主軸の3人、そのうちの2人の会話を手続き的に繋げたようなものになっている。その他の要素で象徴的なものは、単調で均質な大衆のヤジ、覗く側としての男とその内輪でのゴシップくらいのみであり、それぞれにほとんど変化がない。ドラマティックになりそうな火刑のシーンも煙で気絶してそのままであり、基本的に事実以外は何も語らないような演出になっている。 そう…
全3項目 ●代表作 ●「lecinemaclub.com」の「In the Cinéma Club of… Brady Corbet」より8本 ●「Letterboxd」の「our Favorites with Adrien Brody, Felicity Jones, Brady Corbet, Joe Alwyn & more! (The Brutalist)」より4本 「処女の泉」より 全3項目 ●代表作 映画監督「ブルータリスト(The Brutalist)」、 俳優「メランコリア」、 TVドラマ俳優「オリーヴ・キタリッジ」、 「24 -TWENTY FOUR-(トゥエンティフォー)」…
ロベール・ブレッソン監督による、タイトル通りジャンヌ・ダルクが火刑になった裁判の模様を淡々と描いた60分程度の短めの作品。ジャンヌ・ダルク裁判 ロベール・ブレッソン 《スペシャル・プライス》 Blu-rayフロランス・カレAmazon 同じ題材を扱ったドライヤー監督の「裁かるゝジャンヌ」はもうちょいエンタメ性とかエモさがあった気がしますが、本作はもうとにかく淡々としてて、正直ちょっと眠くなっちゃうんだけど映像がやっぱりめちゃくちゃカッコいいのでそんだけでこんなに単調なのに見ていられて凄いわ。 基本的にはジャンヌと裁判官である司祭たちのバストショットが交互に映されながら実際の裁判記録に基づくとい…
[折々の写真] 5,6月 5.1ルネ・ファルコネッティ1892-1946は、ドライヤー『裁かるるジャンヌ』1928で主演、端正な美女で、もともとは喜劇系映画や舞台の人、1927年に描かれた絵が、日本のポーラ美術館にある。4分の動画、裁判中のジャンヌがすばらしい The Passion of Joan of Arc 1928 | Carl Theodore Dreyer (youtube.com) 5.8 ロベール・ブレッソン『ジャンヌ・ダルク裁判』1962 フロランス・カレ1942~は、知的な少女の美しさが前景化したジャンヌ、本名はFlorence Delay。20歳でただ一度この映画に出ただ…
全5項目●代表作 ●「Cahiers du Cinema」1952 ●「Robert Bresson - Ni vu, ni connu」 ●「シネマトグラフ覚書」 ●「作家主義―映画の父たちに聞く」 ●「彼自身によるロベール・ブレッソン」 「アラン(ロバート・フラハティ)」より 全5項目 ●代表作 「抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より」、 「バルタザールどこへ行く」、 「田舎司祭の日記」等 映画監督、脚本家 等で活躍したロベール・ブレッソンが影響を受けた・語った・好きだった映画。 ※「抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より」。 別題「抵抗 死刑囚は逃げた、あるいは風は己の望む所に吹く」…
●代表作●「シネマ1 運動イメージ」より402本 ※必読!注意事項・映画リスト ・101本目・201本目・301本目・401本目 ・本46冊 ・「②」の「シネマ2 時間イメージ」へ 「アッシャー家の末裔」より ●代表作 著書「千のプラトー」、 「アンチ・オイディプス」等 フェリックス・ガタリ等と組み哲学者、著作家 等で活躍したジル・ドゥルーズが語った映画。 ●「シネマ1 運動イメージ」より402本 ※必読!注意事項 1983年出版。 今リストは日本で2008年に刊行された日本語版の巻末50音順索引に基づきます。 ()内は別題、現在の邦題、原題訳 等の補足情報。 海外の有志がリスト化しているもの…
・「①」へ・18項目●「新・三つ数えろ」 ●「ワイズマンの足跡 Part.3」●「古典映画超講義」 ●「カメラの前で演じること」●「映画を彷徨うひと」 ●「ユリイカ」2020年10月号●〃2022年12月 ●「carteblanche-movie」2009年 ●「kinejun.com」●「Letterboxd」 ●「京都ヒストリカ国際映画祭」2022年 ●「LaCinetek」●「Closet Picks」 ●「aframe.oscars」●「神戸映画資料館」 ●「渋谷TSUTAYA」●選ぶ20冊●選ぶ10冊 「よみがえるブルース」より ・「①」へ ●「DVD&動画配信でーた 2021年1…
監督:カール・テオドール・ドライエル フランスの名作サイレント映画。ようやく観る。なるほどこれは凄い。1928年の映画なのになんだこの画質は。モノクロが美しい。ジャンヌ・ダルク裁判をネチネチとやる。もう結果ありきなんだろう。彼女は死ぬ運命にあった。どう抵抗しようとも。これはサイレント映画だからこその迫力。台詞などいらない。余計なものを排除した映像だからこそ、どこか見入ってしまう力があった。
今年はインボイスと電帳法対応が忙しくて全然観られませんでした…。 1・セルジオ・レオーネ『ウエスタン(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト)』(1968、伊・米) 2・酒井耕・濱口竜介『東北記録映画三部作 第一部 なみのおと』(2011、日) 3・酒井耕・濱口竜介『東北記録映画三部作 第二部 なみのこえ 気仙沼』(2013、日) 4・酒井耕・濱口竜介『東北記録映画三部作 第二部 なみのこえ 新地町』(2013、日) 5・酒井耕・濱口竜介『東北記録映画三部作 第三部 うたうひと』(2013、日) 6・ロベール・ブレッソン『ジャンヌ・ダルク裁判』(1962、仏) 7・シアン・ヘダー『CO…