アラン・ドロンが亡くなりましたね(8月18日)。 昭和の時代では他のスターと一線を画してました。 特に僕の親の世代には、世紀の二枚目として絶大な人気を博してました。 そんな大スター、アラン・ドロンですが、僕が劇場に通い始めた頃には、人気もピークを過ぎ、日本で公開される映画が少なくなってました。 (そもそも80年代に入ると、ヨーロッパ映画自体、大々的な日本全国公開が激減しました) そんなこともあって、僕が劇場で見た彼の映画は三本。 ルキノ・ビスコンティ監督の「若者のすべて」(1960)と「山猫」(1963)、そして今回レビューする「フリック・ストーリー」(1975)です。 「山猫」と「若者のすべ…