"本書はみなさんに、世界が崩壊寸前にあることを、証拠をそろえて提示した。これを読んだ読者の大半はおそらく、それまでの考えを一変させ、世界の終わりが近いことを信じるようになったと思う。そうして……それだけだ。この問題に見合う行動は、個人的なものもの政治的なものも何も(ほとんど)起こらないだろう。"(セルヴィーニュ、スティーヴンス『崩壊学』「あとがき」より) ・前書「COVID-19のパンデミックについて」 ・事実確認 COVID-19の流行は終末論ではない。 2020年4月末の感染者数・死者数は世界で280万人・20万人、日本で1万2000人・340人だ。あくまで公式なものだ。しかし、実質も誤差…