年明け最初に鑑賞する映画として、普段はどうしてもためらいがちな長尺のものを観ようと思い、かなり前にビデオを借りた記憶が残るのみで、内容自体はすっかり忘れてしまった本作をチョイスした アメリカ南部テキサスに広大な土地を所有する牧場主が東部出身の進取的女性と出会い結ばれ、三人の子供たちが巣立つに至る過程を綴った話は、エリザベス・テイラー扮する勝ち気なヒロインが保守と偏見に満ちた風潮に対し異を唱える部分も含め、NHKの朝ドラに共通するオーソドックスな展開で、そこに特別な目新しさは感じられない その、良く言えば「鉄板」、悪く言えば「平凡」なストーリーにアクセントを付け、飽かすことなく観客を惹きつける要…