swap。
電子計算機本体に搭載されている主記憶装置だけでは記憶領域が足りない場合、HDDなどの補助記憶装置を仮想的にメモリのように見せかけて(実際には使用頻度の低いデータを入れ替え(swapの語源)している)利用する動作のこと。
もちろん実際の主記憶装置に比べると、アクセス速度はとても遅い。できればスワップは発生しないほうが理想であるといえる。
swap
将来のキャッシュフローを交換すること。相対取引で、契約で様々な条件を決められる。契約書は、雛形はあるものの、たいがい読むのが大変。
基本的なものでは、固定金利と変動金利を交換する。たとえば5年ものクーポン0.5%の債券の金利と短期金利のスワップであれば、変動金利の取り手は固定金利の取り手に対して、各利払い期日に固定金利(債券のクーポン)を支払い、それぞれの時点での短期金利を受け取る。各キャッシュフローの差額の現在価値の合計がスワップの価格となる。
異なる通貨の短期金利を交換する。金利スワップと組み合わせて、円の固定金利をドルの変動金利と交換するなど。
ただし、為替でスワップといえば、直先(じきさき)スワップを指すことが多い。