良心的って言葉を映画評に用いる場合それはどういう意味なんだろう。 名作でかつ良心的な映画はありうる気がする。一方で、あまり出来の良くない映画を良心的とは言わない気がする。出来の悪い映画が良心的だろうがどうだろうが知ったことじゃない。良心的と評する限りは、その映画がいい作品であることは言うまでもなく、その上、良心的だと言っている気がする。 いい映画に関しては、それが良心的かどうか、これもまたどうでもいいんだけれども、それでも良心的と言い添えたくなる映画たちがあるんだろう。 『ソウルメイト』は最近の韓国映画の中で久しぶりに良心的と感じた映画だったが、ただこれは『少年の君』のデレク・ツァン監督の『ソ…