ダニエル書

ダニエル書１１章 そして、メディヤ人ダリウスの第一年に、私は彼を強化し、守るために立ち上がった。 さて、あなたがたに真実を告げよう。ペルシャにはあと三人の王が現れ、さらに四人目の王が現れ、この王は（他の王よりも）はるかに豊かになるでしょう。彼はその富の力で、すべてのものをギリシャ王国に対してかき立てるでしょう。｛立ち向かわせる｝その時、力のある王が現れて、大いなる権威をもって支配し、自分の思いのままにするでしょう。 しかし、その王が定着するやいなや、その王国は解体され、天の四方に散らされてしまいます。その王国は根こそぎにされ、他の者に与えられるので、彼の子孫には渡らず、彼が支配していたような権…

ダニエル書１０章 ペルシアの王キュロスの治世の三年目に、ベルテシャザルという名のダニエルに一つの言葉が啓示された。その言葉は真実で、大戦争であった。ダニエルはその言葉に心を留め、その幻を理解した。2 そのころ、私ダニエルは三週間喪に服していた。3 私はおいしいパンを食べず、肉もぶどう酒も口にせず、三週間が満ちるまで、身に油を塗ることもしなかった。{P}4 第一の月の二十四日に、私が大河ティグリスのほとりにいたとき、5 目を上げて見ると、亜麻布を着て、腰にウファズの純金を帯びた人がいた。6 彼の体は緑柱石のようで、顔は稲妻のようで、目は燃えるたいまつのようで、腕と足は磨かれた青銅の色に似ており、…

ダニエル書９章 メディヤ族のアハシュエロスの子ダリヨスがカルデア王国を支配させられて｛ホフアル態完了形｝からの最初の年に、すなわち、彼の治世の第一年の内に、私、ダニエルは、エルサレムのいくつもの荒廃の中で主が七十年で満たすという預言者エレミヤを通しての主の言葉によって来たいくつもの書物によって年数を理解した。｛カル態完了形｝ 3だから、私は主なる神に目を向けて、断食、袋布、灰をもって、祈りと願いによって主を求めた。4私は私の神、主に祈り、告白した。「主よ！偉大で素晴らしい神！主を愛し、その戒めを守る者に愛の献身の契約を守られる方です。 5私達は罪を犯し、悪いことをしました。邪悪な行いをし、反抗…

ダニエル書８章 ベルシャザル王の治世の三年目に、わたし、ダニエルに、最初にわたしに現れた幻の後に、一つの幻が現われた。2 わたしはその幻を見た。わたしが見た時、わたしはエラム州にあるシュシャンの城にいた。わたしはその幻を見た。わたしはウライ川のほとりにいた。3 わたしは目を上げて見ると、川のほとりに、二本の角のある雄羊が立っていた。その二つの角は高く、一方が他方よりも高く、高い方の角が最後に伸びた。4 わたしはその雄羊が西、北、南に突き進むのを見た。その前に立ちはだかる獣はなく、その手から救い出す者もいなかった。雄羊は自分の思いのままに行動し、自らを誇った。5 そして私が見ていると、見よ、一頭…

ダニエル書６章 そして、メディア人ダリウスがおよそ六十二歳で王国を継承した。 ダリウスは王国を統治するために百二十人の太守を置き、王国全体に配属することを決めた。1 ダリヨスは、全国に任地を持つ百二十人の太守を任命して国を治めさせるのがよいと思った。 また、彼らの上に三人の長官を置き、ダニエルはその一人であった。これらの太守が彼らに報告し、王に損害が及ばないようにするためであった。2 彼はまた、彼らの上に三人の大臣を置いたが、ダニエルは、そのうちのひとりでした。太守達はこの三人に報告を出すことにして、王が損害を受けないようにした。 ダニエルは長官や太守たちよりも抜きん出ていた。彼の内には並外れ…

ダニエル書５章 王ベルシャザルはその諸侯千人を招いて大宴会を開いて、千人の前でぶどう酒を飲んでいました。1 ベルシャツァル王は、千人の貴人達のために大宴会を催し、その千人の前でぶどう酒を飲んでいた。 ベルシャザルはぶどう酒を味わいながら、自分の父ネブカデネザルがエルサレムの神殿から取って来た金銀の器を持ってくるように命じて、王とその諸侯、その妃、その妾にその酒を飲ませました。2 ベルシャツァルは、ぶどう酒を飲みながら、父ネブカデネザルがエルサレムの宮から取って来た金、銀の器を持って来るように命じた。王とその貴人達、および王の妻とそばめ達がその器で飲むためであった。 そこで、彼らはエルサレムにあ…

ダニエル書４章 ネブカデネザル王よ、全地に住むすべての民、国民、言語の人々に。あなたたちに平和が増し加わりますように。1 ネブカデネザル王が、全土に住むすべての諸民、諸国、諸国語の者たちに書き送る。あなたがたに平安が豊かにあるように。 いと高き神がわたしのために行われたしるしと不思議を告げ知らせることは、わたしにとってよいことと思われた。2 いと高き神が私に行われたしるしと奇蹟とを知らせることは、私の喜びとするところである。 そのしるしは何と偉大で、その不思議は何と力強いことか。その王国は永遠の王国、その統治は代々続く。わたしネブカデネザルはわたしの家で安らぎ、宮殿で栄えていた。3 そのしるし…