(突き飛ばされるような形で、伊吹、上手より登場。続いて山根登場) 伊吹:お助け下さい、お助け下さい! 山根:ならぬ。お前を斬るのだ。 (刀を抜く) 伊吹:どうか、命だけは……。 山根:うるさい!わしは人を斬るのが、メシより好きな男じゃ。 伊吹:メシより? (伊吹、懐からメシを山盛りもった茶碗を出し、そばへ置く) (山根、伊吹と茶碗をしばらく見比べ、伊吹に向かい) 山根:斬ってやるー! 伊吹:ほんまや……。 山根:しょうもないことを試しおって……ターッ! (山根、伊吹を斬る) 伊吹:(棒読みで)ヤラレター! (伊吹、空々しく倒れる) 山根:……お前、死に方下手やなぁ。十年以上もこの仕事してるんや…