まことに、万軍の主はこう言われる (ハガイ2:6-7、マラキ3:1) 第2場の最初の曲の語句は、一部が省略されたハガイ書とマラキ書の欽定訳から選択された。 前半のハガイ書は、バビロン捕囚から帰還した人々によりスタートした神殿の再建が進んでいないことに対する叱責である。第4曲の希望や喜びに対して、前奏の付点が厳しく宣言するかのように曲想を一変させ、主の厳しさをBassが毅然と歌い始める。地を揺らすコロラトゥーラが神の出現を示すように3回(6-7、10-11、12-13小節)繰り返される。まるで神殿再建を強く促すようであり、ここから想像されるのは「メシアの到来に準備せよ」と言われているようでもある…