巨匠ペドロ・アルモドバル監督、初の長編英語作品 『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』 重い病に侵され安楽死を望む女性(ティルダ・スウィントン)と彼女に寄り添う親友(ジュリアン・ムーア)の最期のかけがえのない数日間を描いた物語。 www.youtube.com 監督のこれまでの、色鮮やかな映像とユーモアはこの作品でも健在で、死生観という重いテーマを描いているものの、ところどころ自然と笑みがこぼれるシーンもあり、最後まで重苦しすぎるといったことはない。 レッド(ジュリアン・ムーアの服、かばん、ティルダ・スウィントンの口紅、森の中の家のドア、ラウンジャー)、ライトブルー、グリーン、イエローといった色味が、…